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株式会社Gonmatus 代表取締役社長  藤由 達藏さん

人との出会いや探究心に支えられ、世界への道を切り拓く

株式会社Gonmatus
代表取締役社長 藤由 達藏(ふぢよし たつぞう)さん

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1967年生まれ。1991年に早稲田大学第一文学部卒業後、文具・オフィス家具メーカーのプラス株式会社に入社し、2013年まで22年間勤める。その多くの時間を労働組合で過ごし、2009年には全プラス労働組合中央執行委員長に就任、さらにオフィス環境産業労働組合協議会および全国文具関連労働組合協議会の議長も歴任する。独立後は個人事業主としてコーチングサービスを開始し、2016年には株式会社Gonmatusを設立。
著書も数多くあり、中でも2015年に出版した『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』の発行部数は累計33万部を突破している。

「コーチング」との出会いが人生を大きく変えた

―御社の事業内容について教えてください。

弊社の事業を一言で表すと、お客様を応援することですね。マンツーマンの「コーチング」(弊社では夢実現応援対話と呼んでいます)を軸に、多人数を対象にしたセミナーやワークショップなども行い、お客様一人ひとりが自身の夢を実現できるようサポートしています。
1つ具体的な例を挙げると、本を出版したい方向けに『魂が悦ぶ®出版講座』を開催しています。この講座では、単に文章力や企画力を磨くのではありません。コーチングのノウハウを活かして、自分がどんなことを書きたいか、著者としてどのようなキャリアを描きたいかなど、将来のプランを立てるところからしっかりとお手伝いしています。
また、弊社のコーチは「夢実現応援家®」と名乗っていますが、今後は夢実現応援®の技術、つまりコーチング技術を伝授・指導する講座も展開していく予定です。

―夢実現応援対話技法TM(コーチング)とはどのようなものなのでしょうか?

簡単に説明すると、その人の中にある答えを引き出してあげる作業ですね。対話をとおして、自分は今何をやりたいのか、将来どうなりたいのかといった、お客様の本当の思いを探っていきます。答えを提示してあげるのは、コンサルティング。夢実現応援対話技法TM(コーチング)は、答えを見つける手助けをしてあげるスキルです。
日本ではまだまだコーチング自体、認知度は高くありませんが、プロスポーツ選手のメンタルコーチといえば、多くの方がピンとくるのではないでしょうか?
私は、会社員として労働組合で働いているときに、コーチングに出会いました。初めは「組合員からの相談に対応する際に役立てばいいな」くらいの軽い気持ちで学ぼうと考えたのですが、チームフローというコーチングスクールの志の高さに胸を打たれて、すぐさま入学を決めました。学べば学ぶほどその可能性の大きさを思い知り、どんどん興味をひかれるようになりました。夢中になって研究し、気がつけばコーチングの会社をつくってしまいました(笑)。

「コーチング」との出会いが人生を大きく変えた

仲間の存在とミャンマーでの経験が起業のきっかけに

―どのような経緯で起業されたのでしょうか?

会社を退職した後は、しばらく個人事業主として、一対一のコーチングをやっていたんですけれど……ある日愛媛県在住の人財育成コンサルタントの方から、私の元で徹底的にコーチングを学びたいという女子大学生を紹介されました。今どきそんなこともあるのかと驚きますけど、「弟子にしてください!」と頼まれたんですよ(笑)。
弟子を取ることの意義や価値を検討し、本人と十分話し合った末に、覚悟を持って引き受けました。それとほぼ同時に、法人を設立しました。
対話の実践練習の効果を上げるためには、本人のほかにあと数名の研修生が必要だと考えました。そこで、法人としての夢実現応援サービスの提供を増強するという意義もあることに気づき、彼女を含めた4人に夢実現応援対話技法TM(コーチング)を指導し、弊社の「夢実現応援家®」として活動してもらうことにしました。
法人設立の段階では、法人の夢実現応援家®(コーチ)は私だけでしたが、仲間たちとの出会いによって、半年後には合計五人の夢実現応援家®(コーチ)を擁する会社にすることができました。

―もともと起業したいと思っていたのですね。

会社員時代は、はっきりと起業したいと思っていたわけではありません。しかし、「書いて暮らしていきたい」という思いがあり、いずれは独立するだろうとは考えていました。会社をやめて独立・起業するきっかけとなったのは、以外に思われるでしょうが、ミャンマー人の方々との出会いでした。話は私がまだプラス株式会社で、労働組合で委員長をしていたときにさかのぼります。
会社を休職して、組合専従の書記長になり、その後専従委員長になりました。専従組合役員歴が8年に及び、引退の時期がやってきたのです。会社からは、復職したい職場について意見を求められていたので、組合から会社へ復職したら、どんな職種・職場を希望すべきかと考えていました。その当時は、組合事務所近くのラーメン屋で働いていたミャンマー人の方々と仲良くなって、ミャンマーという国の事情について教えてもらっていた頃でした。
ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」などと呼ばれているのをご存知の方もいると思います。悠久の歴史ある国を「フロンティア」と呼ぶのは、ミャンマーの方に大変失礼だと私は思っていますが、ともかくこれからは経済が成長し、国が大きく発展する……それを聞いて、ミャンマーに関係するビジネスをやってみたいと思ったんです。私は思いついたら即行動したい性格なので、それからすぐに単独でミャンマーへ視察に行きました。
先に結果からいうと、当時の会社に直接ミャンマーに関わることのできる部門やビジネスはありませんでした。でも、その視察の中で、ミャンマー第1の都市であるヤンゴンで、多数のミャンマー人にインタビューを敢行しました。一般の方々の悲しみやネガティブな感情に触れ、コーチングがきっと役に立つと確信しました。またミャンマー第2の都市であるマンダレーでは、日本語教室で、コーチングセミナーをさせてもらい、ミャンマーの若者にコーチングを体験してもらいました。その中の生徒の一人には、一対一のコーチングを行う機会もありました。彼にはとても感謝してもらえました。これらの経験から、ミャンマーで、コーチングを通じてもっとたくさんの人のお役に立ちたいと思うようになりました。組合専従の卒業を機に、作家になり、コーチングを仕事にし、ミャンマーに関わる人生を送りたい。そのためには会社から独立して起業しなければと思うようになったのです。こうやって改めて思い返すと、人との出会いに恵まれたおかげで今の自分があることを再認識しますね。

持ち前の強い探究心が事業の軸をつくった

持ち前の強い探究心が事業の軸をつくった

―どんな幼少期を過ごされたのか教えてください。

昔から好きなことにのめり込む性格で、その対象は変われど、常に何かを探求していましたね。例えば小学生の頃は、マンガを描くことに熱中していました。将来はマンガ家になりたいと思い、家に帰るとすぐにGペンを握って絵を描き始める。もちろん、勉強には手がつかず……母親が困って担任の先生に相談したほどです(笑)。
それから高校時代は、武術に夢中になりました。実際に習いもせず、できもしないのに、武術の雑誌を毎日穴があくほど読んで、体の使い方や型などを研究した覚えがあります。
大学受験浪人時代には、英語にのめりこみ、毎日の英文法、英語長文読解、ヒアリングなどすべてが楽しくて仕方ありませんでした。受験勉強のみならず、ペーパーバックを読んでみたり、FENで洋楽を聴いて歌ったり……おかげで、大学受験の英語に困ることはありませんでした。

―とことん突き詰める性格なのですね。

そうなんですよ。こんな性格ですから、コーチングにものめり込みまして。先にも少しお話ししたとおり、スクールに通ってコーチングの技術を身につけたんですが、それだけでは飽き足らず。自らの経験や知識を総動員しながらさらに研究を重ね、独自にコーチングのプロセスを体系化するに至りました。これが、会社のあらゆる事業の軸になっています。

夢実現応援家として会社を育て、ミャンマーに恩返しを

――経営者として大切にしていることはありますか?
経営者として大切にしているのは、仲間たちと共に成長することです。仲間たち一人ひとりが成長してくれれば、会社はもっと大きくなれる。そうすれば事業の幅を広げられるし、より多くの方々の夢を応援できます。
それから、夢実現応援家ならではのやり方で経営に取り組みたいとも考えています。私はかつて労働組合にいたとき、会社の上層部に対して「人を大切にする経営をしてほしい」と何度もお願いしてきました。経営者の立場にたった今、当時の私の言葉は、自分自身に返ってきています。人と徹底的に向き合う夢実現応援家として、コーチングのスキルをフル活用し、仲間たちを大切にしながら会社を大きくしていきたいですね。

持ち前の強い探究心が事業の軸をつくった

夢実現応援家®として会社を育て、ミャンマーに恩返しを

―経営者として大切にしていることはありますか?

経営者として大切にしているのは、仲間たちと共に成長することです。仲間たち一人ひとりが成長してくれれば、会社はもっと大きくなれる。そうすれば事業の幅を広げられるし、より多くの方々の夢を応援できます。
それから、夢実現応援家®ならではのやり方で経営に取り組みたいとも考えています。私はかつて労働組合にいたとき、会社の上層部に対して「人を大切にする経営をしてほしい」と何度もお願いしてきました。経営者の立場にたった今、当時の私の言葉は、自分自身に返ってきています。人と徹底的に向き合う夢実現応援家®として、コーチングのスキルをフル活用し、仲間たちを大切にしながら会社を大きくしていきたいですね。

―貴社の今後の展望について教えてください。

国内の事業を基本としながらも、ミャンマーでの活動にも力を注いでいきたいと考えています。ミャンマーでは、夢実現応援対話技法TMの普及に取り組むつもりです。最終的には、ミャンマー人がミャンマー人をコーチングできるようになってほしいですね。それが、私にさまざまな気づきを与えてくれたミャンマーへの恩返しになると思っています。これからどんどん経済が発展していくミャンマーでは、私たちのような夢実現応援家®が絶対に必要になるはずですから。
手始めとして、まずはミャンマーの出版社から自己啓発本を出版したいなと。現地の出版社に知り合いがいるので、スピーディーに準備を進めるつもりです。

―最後に、これから起業する読者へメッセージをお願いします

これから先どんなことがあっても、自分のポリシーを忘れないでほしいと思います。何のために会社をつくったのか、何度でも振り返ってください。辛いときや大きな選択を迫られたときにポリシーを忘れてしまうと、「あなたらしくない方向」に物事が進んでしまいかねません。
そして、もしうまくいかずに悩むことがあれば、ぜひ私どもにご相談ください。熱い応援の対話で答えを引き出し、あなたの夢の実現をサポートしますよ(笑)。

PROFILE

プロフィール

株式会社Gonmatus 代表取締役社長  藤由 達藏さん プロフィール
株式会社Gonmatus

代表取締役社長藤由 達藏(ふぢよし たつぞう)さん

1967年生まれ。1991年に早稲田大学第一文学部卒業後、文具・オフィス家具メーカーのプラス株式会社に入社し、2013年まで22年間勤める。その多くの時間を労働組合で過ごし、2009年には全プラス労働組合中央執行委員長に就任、さらにオフィス環境産業労働組合協議会および全国文具関連労働組合協議会の議長も歴任する。独立後は個人事業主としてコーチングサービスを開始し、2016年には株式会社Gonmatusを設立。

藤由 達藏(ふぢよし たつぞう)さん ギャラリー

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