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SYN Group 株式会社 代表取締役 有我雄汰

『金融』×『IT』で令和時代の金融業界をアップデート

SYN Group 株式会社
代表取締役 有我雄汰

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1993年生まれ。埼玉県出身。
成蹊大学経済学部を卒業後、複数の金融機関を経て2019年にSYN Group 株式会社を創業。
新しい資産運用相談の常識を作りたいと話す有我氏に仕事の想いや創業までの経緯を伺いました。

資産運用相談の新しいカタチ

―現在のお仕事について教えてください。

弊社のビジネスモデルは金融商品仲介業です。
複数の証券会社や保険会社等の金融機関と提携をしており、お客様の資産形成を商品仲介によってサポートさせていただいております。
特定の金融機関に所属していたり、どこかから資本を受けているわけではないのでお客様に一番条件の良い金融商品を比較しながらご案内できるというのが強みになっていると思います。
そのため創業して5年ほどですが、毎月の相談件数も200件を超え、累計で10,000名以上のお客様からのご相談をお受けしております。

―なぜそんなに多くの相談依頼があるのでしょうか。

1つはお客様からのご紹介です。顧客満足度が非常に高くお客様からのご紹介でご家族やご友人の方の相談をお受けするケースは非常に多いです。
2つ目に『MONEY PEDIA』というお金に関する教育メディアを運営しておりそこからのお問い合わせを多くいただいております。
従来の資産運用相談というと銀行窓口や保険の窓口で行うことが基本でしたが、弊社の場合は90%以上がオンライン面談です。場所や時間に捉われないため、専門家が効率よくお客様のご相談をお受けできる体制があるのもご相談件数の増加につながっているかと思います。

―どんなご相談を受けることが多いですか?

基本的にはママさん世代からの問い合わせが多いので、教育費や老後資金の作り方についてのご相談を受けることが非常に多いですね。本当は独身や若いうちから早めに準備するということが資産運用に関しては大事なのですが、お子様の教育費が見えてくる頃からお金の課題が顕在化してきて、相談のお問い合わせをするという方が多い印象です。
初回はママさん側と面談をすることが多いですが、最終的にはご主人も交えて家計全体の相談をしたいと仰っていただく流れが多いです。子育てやお仕事が忙しい家庭でもオンライン面談であれば家族全員で参加しやすいというのも強みになっているかと思います。

資産運用相談の新しいカタチ

感じていた金融業界の課題と葛藤

―創業される前はどのようなお仕事をされていましたか?

新卒から金融業界にはおりまして、新卒で大手信託銀行、2社目に外資保険会社で働いていました。
その頃から金融業界のアナログな部分は課題だなと感じていて、資産運用をしようとなると自分で勉強をするか、どこかの窓口に行くかという選択肢しかなく、いざ何かを始めようとしても書類のやり取りが発生するという、なんとも言えない古代な業界だなぁと感じていました。
実際に資産運用をするべき方々は仕事も忙しいので金融の勉強をする時間も窓口に行く時間もありませんからね。

―創業する上でどんな準備をしていたか教えてください。

アナログな戦い方をしても大手企業には勝てないですし、時代が変化していく中でお客様にも選ばれないだろうなという意識は強かったので、金融業界にいながらもITやマーケティングの勉強ばかりしていました。
面談さえさせていただければ高い金融サービスを提供できる自負はあったので、それをいかに分かりやすく手軽に経験してもらえるか。そんなことばかりを考えて仕組み作りをしていました。
そうやってアイデアを実現化していくことが起業の楽しさですね。

―大手金融機関からの独立に怖さはありませんでしたか?

正直あまり怖さはなかったですね。
時代が変わってきているなという体感はありましたし、怖いという意味で言えば大手企業の安定感よりも、大手企業特有のスピード感のなさの方が怖いと感じてしまいました。
もちろん創業してからも上手くいくことばかりではなく失敗もたくさんありましたが、それだけチャレンジしてきたってことですからね。これからもたくさん失敗はしていきたいなと思っています。
創業する時には同じ志を持った先輩や同僚もついてきてくれたので、それはかなり心強かったですね。

感じていた金融業界の課題と葛藤

会社のために仕事をするな

―仕事をするうえで大切にしていることはありますか?

私の立場上、様々な方面を向いて仕事をしないといけないのでそのバランスには意識を使っています。
お客様のことはもちろんですが、弊社の強みは専門性の高いファイナンシャルアドバイザーがいることなので、その教育や採用。バックヤードでシステム開発をしてくれているエンジニアの子たちや、業務提携先の金融機関等、関わる全ての人たちや組織がwinの状況を作れるように視野は広く持っていたいですね。
こう見えて2児のパパなのでそちらにも全力を注げるようにしないといけないですし(笑)

―従業員の方に伝えたいことはありますか?

いつも言ってることなので従業員の子たちが見たら今更感があるかもしれませんが「会社のために仕事をしないように」とは伝えています。自分のキャリアや家族、お客様のために仕事をしてくれれば、勝手に会社が大きくなるという仕組みを作るのは役員の仕事なので。
個人を会社に染めるのではなくて、会社は個人を輝かせるステージくらいに捉えてもらえたら嬉しいなと思います。新入社員の子は「この会社を大きくするために頑張ります!」とか言ってくれますけど、そんなのいいから自分のために働け!って言ってますね(笑)

―今後のビジョンを教えてください。

もっともっと弊社のサービスを体験して頂ける方を増やしたいです。先ほども言いましたが、体験して頂ければ良さが分かるのにそこまでいかないというサービスが日本にはたくさんあると思っています。
資産形成を少しでも身近なものにしていくことが弊社のこれから取り組んでいかなくてはいけない部分だと思っているので、人員もまだまだ足りていないですし、アドバイザー、エンジニア、マーケターを増員していって、サービスを拡大していきたいと思っています。

会社のために仕事をするな

PROFILE

プロフィール

SYN Group 株式会社 代表取締役 有我雄汰 プロフィール
SYN Group 株式会社

代表取締役有我雄汰

1993年生まれ。埼玉県出身。
成蹊大学経済学部を卒業後、複数の金融機関を経て2019年にSYN Group 株式会社を創業。

有我雄汰 ギャラリー

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